2014-05-24

定点観測



定点観測

どうも、しばらく(長いと一年)、同じ場所で警備。
なので、毎日同じ通行人の顔を見る。

会社への出勤。
保育園に子供をあずけに行く。
通学。

土曜日の午後、
あの子の、お母さんは、あの人か!
あの男性は、あの女性と結婚してたのか!
ああ、この組み合わせで家族なんだ!
とか、
点が線に成り、家族を発見する。

雨の日以外は、毎日、自転車を全力でこぎ、通り過ぎながら、
午後の天気を教えてくれるおじさん。

老後の健康のために、一日に五回も散歩で、前を通り過ぎる老人。
五回は、一人しか、いないが、
2回は、結構いる。

夕方、いつも元気に挨拶する少年が、ずっと、うつむいていたり。
学校で、なにかあったかな。

現場の前の電線に、17羽のカラスが止まってて、
その時に、通りすがりの、おじさんが、これは、だれか死ぬかな?
って言ってたな。
燃えるゴミの日は、カラスが多いのだが、いつも6羽ぐらい。

確かに、この辺、老人多い。
この間も、道向こうで、いきなり倒れて、
大丈夫ですか?って聞いたら、大丈夫、大丈夫。
そう見えないから、みんな集まって来てたんだけど、
大丈夫の一点張り。
しばらく、座ってれば、歩ける!って言って聞かないから、
皆は、散ってゆく。

警備の目の前に、おじさんが、寝転んでる。
しばらく、してると、歩き出した。
失禁してるじゃん!

近寄って、再度聞くが、大丈夫!と、そこに、
たまたま、聴診器をもった女性が来たので、お願いする。
結局、その人も、追い返されたが、
アイコンタクト。
大丈夫そうだ。

そんな感じのが、二度(二人)あった。
しばらくしたら、二人とも、杖をついて歩いてた。
そして、カラスの一件があった日から、
一人を観ない。
入院したかな。
燃えるゴミの日なのに、最近カラスが、少ない。

散歩で、クレーンに、異常反応する犬。
昼食の帰りに、必ず、現場の状況を観て行くおじさん、
定年前は、建築関係の仕事だったらしい。

今、思い出せるのは、そんなとこ。

流れの中で、観えるもの。
止まってないと、観えないもの。

世の中は、少子化と問題になっているが、ここは違う。
妊婦だらけだ。
子供も多い。
外国人も多いし、人種も多様。

そんな、家族観てると、
俺、終わってるな。って、思ってしまう。

長いスパンで、観るからそう成るのだけれど。
短いスパンなら、その時その時は、始まりでしかない。

例えば、写真。
シャッタースピードで、重要なのは、光の量。
まあ、光が無いから、長期露光的な活動してきたわけだけど。
光の量が大きければ、その時その時を楽しめる。

で、光の量って、どうやって増やすの?


さて、久しぶりに、早く仕事が終わった。
絵でも各都市用。