ベラスケスのラス・メニーナス考察③
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ピカソが、50枚以上引用できたのは、
それ以上に、その作品の中に、ネタが隠れていたってことか、
おかわりを、50杯。
ピカソの風景画ってイメージ無いな。
この絵の正面に夫妻が居なくて、
巨大な鏡だとして、
鏡は、向うが開いて見えるけど、
実際は、壁だ。
壁を壊すために、光を反射させ、
視覚的には、広がりを持つ。
が、それは、壁。
鏡は壁。
これが、導き出したかった答えなのか。
私に今必要な答えなのか。
以前暗闇で、お前は誰だ!と、鏡に怒鳴っていた知人を思い出す。
この絵を見てると、散歩がしたくなる。
一部屋しかない迷路。
それを、絵画と、言ってもいいのだが。
画家の足に巻きついた巨大な蛇。
クサリと言ってもいい。
誇らしくもある。
卵の殻を破る、ひな鳥は、
自分で殻を破り、そこから、入ってくる光を、
どう見ているのだろう。
背中の壁には、
世界が反転して映っているだろう。
その事を、ひな鳥は知らないし、
知らなくていい。
チューブの絵の具が生まれて、
外で、絵がかけるように、成って本当に良かった。
太陽の下、絵筆を折ってカメラを手にした人もいるのかな。
壁はほっとくと箱に成る。
手の中に入ったり、箱の中に入ったり。
思考のループに入った。
言語で考えると、最終的にこうなる。
絵でも、描くかな。
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